太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

空の回廊


ご主人様が、前回更新したわたしの記事に対して、主従関係に至った心情をブログに書いて下さった。
本当に嬉しく幸せなこと。
知り合った当初の、泥まみれで地を這っていたわたしには想像もできなかったほどの。





知り合ったとき、ご主人様もわたしも相手を探してはいなかった。

<前の人>には、
「主従関係において、従は主にどんな風に扱われても仕方がない」
と考えていたわたしでさえ「最悪」としか言えないような棄てられ方をした。
当時のわたしは自分を立て直すのに必死だったし、そのためにまた誰かの足下で寄り添いたい..なんてカケラも思えなかった。

一方のご主人様のほうには、主従関係前提でお話しされている方が居られた。

ただわたしは、ドミナントらしいその方(ご主人様)とお話しすることを通して、自分がこの世界で見出せなかったものや見失った何かがわかるんじゃないか..そう考えてやりとりをお願いしていた。

その関係に変化があったのは、お話しされていたお相手と破談になったことかな。。
そこにつけ入ろうなんて気持ちは到底なかったけれど、
「お相手のいらっしゃる方だから」
と気を遣っていた部分が消えたのは事実。
遠慮してふたつ空けた席でお話しをしていたのが、ひとつ空けての席になり…いつの間にか隣に座っていた。そんな感じに接近していた。

それから
「お互い、自分の気持ちに正直になりましょうよ」
ということになり、お逢いして、関係が始まった。


ここからは、ご主人様にもお話ししたことがない話─

ご主人様との関係が始まっても、
「わたしなんかこの方に相応しくない」
という思いが強く、それでまだ心からは寄りかかれずにいた。
新しい飼い主に引き取られた捨て犬のように、身の置き所がわからなかった。

そんな萎縮している気持ちが解れてきたのは、ご主人様のチャットのお知り合いである主従さんたちとのグループLINEでのやりとりだった。

ご主人様は、その中で
「雲雀は」「雲雀が言うには」
とずっとわたしを中心に置かれ、お話しになった。実ににこやかに、ときに誇らしそうに。
そのお姿を見ていて、やっと、場違い感が完全に消えたというか
「ここに居ていいんだ」
と心から落ち着けたような気がする。

それから…
ご主人様のブログの「従者」という表記が「雲雀」になったときにも嬉しかったなぁ。。


ご主人様との関係の始まりは、わたしにとってはマイナスからのスタート。
人に心を預けるのが怖くて…でももう失うものはなにもないから..と自分に言い聞かせていた日々。

そこから随分遠くに来た。

現在では、これ以上ないってくらい、ご主人様に甘えさせていただいている。
けれど、そんなわたしだから
「当たり前のことなんて存在しない」
と常に考えている。

いつも感謝の気持ちだけは決して忘れない。



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