太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

あの日の空

ご主人様と知り合った頃、ご主人様のお仕事は過酷なものでした。


今と変わらず自営でサービス業をされていましたが、年に数日しかお休みにならず、(ご自身で決められているとはいえ)シフトも週に数日は深夜まで入っておられました。


お客さん次第なので、お仕事中でも隙を見てはLINEメッセージをくださったりしましたが、当初は
「逢うのは基本月に一度」
と言われていました。


わたしとしてはそのつもりでしたし、何かにつけて(LINEで)声を掛けて下さるので何の不満もなく、おねだりとしての
「お逢いしたいです」
は申し上げたことがありません。


それでもシフトの兼ね合いを見て
「○日は夜から職場に行くから、ランチだけでもどうだ?」
とお声を掛けて下さるようになり、月に2回はお逢いする機会を与えていただきました。


それから、わたしがご主人様のご趣味であるゴルフを始めたので、ラウンドに連れて行って下さるために更にお時間をいただきました。


わたしが
「お逢いできて嬉しいです。ありがとうございます」
と申し上げると、お日さまのような笑顔で
「私が逢いたいからな」
と言って下さるのみならず、予定の何日・何週間も前、わたしより先に
「○日には逢える😊」「○日は楽しみだ」
と言って下さいます。

 


こんな風にただ温かく穏やかに、ご主人様のお側で過ごさせていただきました。
今日で丸5年になりました。


ご主人様もわたしも5年分歳をとって容姿も変わってきましたが、あの頃と気持ちは変わりません。


初めてお逢いした日も今日のような綺麗な青空だったのを今でも鮮明に覚えています。

 

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この5年もの間、ご主人様がわたしに向けて下さったお気遣いや笑顔、そしてわたしのために犠牲にして下さったことの数々…

 

感謝しかありません。

 

このありきたりな言葉でしか表せないのが悔しくてたまらないくらい。