そら
ご主人様とわたしは、わたしたちの世界を<そら>とイメージしています。
その中で、ご主人様はお日さまであったり、天の意思そのものであったり。
わたしは、そこに住む一羽の鳥です。
そんなイメージ。
一方で、<空>って、<から>とも読みますよね?
何もない、からっぽ、のこと。
それもあって、ご主人様は、<そら>を<昊>という人名用漢字で表されるのを好まれます。
天の上にお日さまがある、そら。
ご主人様とわたしの<そら>は─
沢山の未知のものを隠した、刻一刻と変化するその一瞬一瞬のすべてがかけがえのないもの。
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わたしには、<そら>にはもうふたつの意味があります。
ひとつは、ご主人様から頂戴した従者としての名前にも<そら>の文字が入っていること。
もうひとつは……
この胸だけに大切にしまっておきます。