太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

物差し

たまにはこの世界(SM・DS)の人に向けた記事を。

こういう話題にアレルギーのある方は、すっ飛ばして下さい。


─って、何年か前に書いたことの焼き増し記事なのですが(笑



わたしはサブミッシブ(服従嗜好者)ですが、それはあくまで「自称」です。


わたしがこの世界に足を踏み入れた頃には、まだ世にDS(支配と服従)という概念がなく、M女(SMの枠の中の従者)としてこの世界を漂っていました。

(ちなみに、
「SMの枠の中の主従」と「主従関係の中のSM」との違いは
「行為が前提にある関係」か「行為は双方の関係ありきのもの」か、です。)

当時はリアルでもSMの人たちとの交流がありました。

カフェや飲み屋で、まるで
「どういうスイーツが好きか」
を話すくらいの軽さで
「どういう責めが好きか」
という話をしたり、真面目な議論をしたりするなんて、普通の人には信じ難いですよね(笑


当時のその交友関係の中に、ショーに出るなどしてSMを職業にしているS男性がいて
「貴女のM性は─」
と、詳細は忘れてしまったのですが褒めていただいたことがありました。

Mではないわたしが、です。

それで
「M性って何だろう?」
と考えて考えて…
「この世界の各々の中にある『Mとはかくあるべき』とするものなんじゃないか」
と思うことにしました。
「正解のないもの」
と。


SMって、簡単に言っちゃうと
「苦痛の授受が快感になる性的嗜好
です。
が、行為だけを求めるならそれだけのことながら、そこに気持ちが絡むと、求めるものは多様化します。

DSは関係性の嗜好なので、人の数だけ求める理想があると言っても過言ではないでしょう。


わたしはサブミッシブですが、そんなわたしもご主人様との関係も、誰かの物差しでは「ニセモノ」なのかもしれません。
だから、あくまで「自称」。

統一された線引きなんて存在しませんから。


でも、それでいいと考えます。

それぞれが「ホンモノ」だと思う人と繋がり、関係を作り上げていけばいいのだと思います。


他人が考えたイメージになんてとらわれなくていいんですよ。

 

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