太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

ご主人様のこと


ご主人様はわたしより歳下です。しかも半回り以上。
これは以前のわたしには想像もできなかったことです。

わたしは気難しいところがあって、それまでのお相手たちに持て余されがちでした。
ひとりで勝手にぐるぐるしては、それを訴えて、お相手の困った空気を察して
「あ、はい..自分で考えて解決します」
なんてことが多々ありました。
だから、こんなわたしを上手く掌で転がして下さるのは、どんなことにも動じないような歳上の人でしかあり得ないと考えていました。


ご主人様は動じます。
わたしに元気がないと、ご主人様も元気がないように見えます。
でも、考え込んだわたしを独りにせず、何でも一緒に考えて下さいます。
「何でも話しなさい」
と仰い、ご主人様ご自身も何でも話して下さいます。

ひたすら真っ直ぐで堅実で誠実。
人の悪口も仰いません。
<実直>という言葉がこれほど相応しい人もいない..という方です。

わたしも、そんなご主人様の下にいるうちに、ぐるぐるすることもなくなりました。

気難しいわたしにはいくつも地雷があって…実は何度かご主人様に踏まれたこともありますが(笑
でも、
「この方は、わたしをご自身の欲のために利用したりはしない」
という絶対的な信頼が、わたしにマイナス感情を抱かせません。
(今更ながら)わたしの立場で言うことではないかもしれませんが、<心の相性>がいいのだと思っています。

ご主人様は完璧ではありません。
他所の<ゴシュジンサマ>からすると、あまりゴシュジンサマらしくないかもしれません。
でも、常に高みから見下ろすのではなく、肩肘も張らず、時に同じ目線で考えて一緒に笑って下さるご主人様を尊敬しています。心から。
そして、何があってもそれは揺るがない─そう確信しています。


ご主人様のことが大好きです。
許される限り、その足下に置いていただきたく思います。


イメージ 1