太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

一緒に


昨晩のこと─

ベッドに入って何気に窓に目をやると、カーテン越しにまんまるのお月さまが見えました。

久し振りのお月さま。





桜が開花した頃から、ご主人様は
「逢瀬のとき一緒に見られるかな?」
とずっと気にして下さっていたのを、もう随分と散ってしまってはいたものの、少しだけ一緒に見ることができました。

「ほら、桜。綺麗だな」
そう仰ったご主人様の笑顔は、桜よりも眩しかったです。


何を見る(する)とか、何を食べるとかではなく、ただ、ご主人様と一緒がいいです。
同じものを見たり食べたりして、
「綺麗ですよ」「美味しいですね」
と申し上げると
「そうだな」
とにこやかに返ってくる…それがどんなにステキなことか。


ご主人様はLINEでよく画像を送って下さいます。
ご覧になっているものや、わたしに見せたいと思って下さったものの画像を。
だからきっと、ご主人様も同じ思いでいて下さっているのだと思います。





ベッドに横たわって、久し振りの綺麗な月を見ていて…
その月が綺麗であるほどに、寂しくなってしまったのでした。


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