太陽と青空
独り身のMだったわたしは、ご主人様に拾っていただいたことで、解放されました。
─と言うと、おかしいでしょうか?
前主に捨てられ、自分を肯定してやることすらできなくなっていたわたし。
自分を信じられないから、すべてを信じられなくて…
気づかない内に、自分で作りだした<籠>に閉じこもっていました。
「もう飛べない」と思い込んで。
そんなわたしに、ご主人様は温かな言葉をかけて下さり、籠の扉を開け放って下さいました。
ご調教のとき以外、ご主人様は
「~~しなさい」
とはおっしゃいません。
わたしに対して、そういった<縛り>はなさいません。
わたしは自由にさせていただき、自分の意思で、あれこれのご報告をしたり、ご主人様の従者として相応しい(と考える)振る舞いをしています。
でも、ほったらかしにされている訳ではなく…
ご主人様はそういうわたしを見て、いちいち温かな言葉をかけて下さいますし、わたしも常に<見えない首輪>を感じています。
言葉で表すことのできないほど、満ち足りてしあわせな日々を過ごさせていただいています。
ご主人様(太陽)に見守られながら、わたしたちだけの世界(空)を自由に飛び回るわたし(雲雀)─
それがご主人様とわたしのSM(世界)であるのです。