太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

SMとDS (ソラノナマエ)

DSは「ドミネーション(支配)とサブミッション(服従)」のことなのですが…
自分の中にサブミッション嗜好があると気がついたのは、もう十数年以上も前のことです。

当時は自分を知るための文献もなく、
「主従だからSM」
という認識しか持てず、わたしとは真逆の
「S(サディスト)だから主」
という見解のS男性のもとを彷徨いました。

Mではないわたしは、与えられる苦痛にのたうちまわりながら、それでも、満たされない何かを埋めようと、皮肉なことに更なる苦痛を求めました。
病院送りになったこともあります(笑

(現在のご主人様の前の)最後の人は「自称ドミナント」でしたが、実際にはそう思い込んでいるだけの人でした。
ドミナントには持ち得ないはずの概念の言葉が度々あったので、そう気がつきました。

それとはまったく関係のない理由で、わたしは全否定され棄てられました。


それからほどなくして、ご主人様と知り合いました。

とは言え、わたしはそのときはまだ、棄てられた傷が塞がってもいない状態で、再び誰かを求めるなんて考えてもおらず。
一方のご主人様もご事情があってお相手を探されてはおらず…それでも「同好の士」としての交流が始まりました。

そして流れる時間とともに様々なタイミングが重なり、その足下に置いていただくことになりました。

ご主人様の下で、やっと自分の内の欠けていたものが埋まり、やっと自分自身を認めてやることができました。
そんな幸せな日々を過ごさせていただいています。

でも、その幸せは、ご主人様から頂戴する温かな時間は…決して当たり前のことではありません。
ご主人様ご自身が、それぞれに何らかの代償を支払って与えて下さっているのです。

 

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