太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

きっかけ


ご主人様との出会いは、(現在も)ご主人様がやっておられるブログでした。

当時わたしは、この世界から足を洗いたくて、でも立ち去りがたくてブログサイトのSMブログを徘徊していました。
そこで見つけたのがご主人様のブログ。

正直なところ、その第一印象は
「どういうS男性なのかわからない」
でした(笑
ブログの説明には確かに「SM」の文字があるのに、お相手のいないS男性特有の「過去のエピソード(経歴)」「好みの行為」などの自己紹介っぽい主張は皆無でしたから。
代わりに書かれていたのは、<主従関係>におけるスタンスや精神的な部分についての話が少し。そして、<主>のみならず<人として>にも大いに通じる、大切に思っていることや生き方・時候やお天気の話題、お仕事の話でした。

お人柄や丁寧に生きられているのがその文章から伝わってきた分、どんなS男性なのか気になりました。
とはいえ、その方(ご主人様)もわたしも、当時はお相手を探していたわけではないので、純粋に興味本位でしたが。

以来、立ち寄っては読み逃げ..の日々が始まりました。


その日々に変化があったのが
「自分のブログが批判されているのですが、相手は私を何も知っちゃいないはずなので、気にしません」
という記事。

「あれ?何か揉めてる記事なんてあったかしら?」
と思い、遡って、コメント欄で問答している記事を探してみたものの、該当記事はなく…どうやら、
「こんなこと言ってる奴がいるんだぜー」
みたいなことを自分のブログに書いた人がいる..ということのようでした。

相手と少しでも議論をして、そのうえでのことならまだしも、相手の気づかないかもしれないところ..しかも、周りは相手よりも自分に同調してくれそうな自分のテリトリーで好き勝手に書くのは、<批判>ではなくただの<悪口>。
ママ友の
「聞いて~!近所に嫌なババアがいてさ…」
というレベルの話と大差ありません。

それで初めてコメントをさせていただき、以降も時々は書き込みさせていただくようになった…というのが、ご主人様と交流することになったきっかけです。


先日のご調教の折、
「一周年だな」
と、出会いからこの一年のことをご主人様としみじみ話していて。
その、ご主人様と交流するきっかけになったブログを見せて下さいました。

「S男性のこの手のブログって、昔は多かったですよね」
という感じの、やたら上から目線なブログでした。
この十数年の間にほぼ絶滅したと思っていたのですが。

もし、ご主人様のより先にこのブログと出会っていたら、わたしは迷うことなく即座にこの世界から足を洗っていたと思います。
そういう点でも、わたしは運がよかったのだと思います。