ふたりでごはん
ご主人様との逢瀬のときは、午前中から夕方までホテルにこもっています。
お昼ごはんはわたしの担当。
大体当日の朝、何か簡単なおかずを作って持参します。
いつも使うホテルでも、頼めば無料の食事を提供してくれるのですが、ご主人様が喜んで下さるので、手作りのものを持参して部屋のレンジで温めて、一緒にいただきます。
ご主人様の
「うまいっ!」
はわたしの栄養源でもあります。
夕方ホテルを出てから、数時間遊んで、晩ごはんもご一緒させていただきます。
晩ごはんは、事前に
「何か召し上がりたいものはありますか?」
とお聞きして、或いは提案させていただいて、相談して決めます。
ご主人様にはいつもわたしの地元付近まで出て来ていただくので、お店セレクトはわたしの担当。
できるだけ、自分が過去に行って「美味しかった」と思えるお店にするのですが、ご主人様がお口になさって
「うまい」
と仰るまでは妙な緊張感があります(笑
ご主人様が喜んで下さるのは勿論嬉しいのですが…
「うまい」
と仰るときの笑顔が、その日わたしが見る一番いい笑顔なのには、少々ジェラシーも感じます(笑
でも、ご主人様と一緒に美味しいものをいただくことができるのも…いえ、どんな時間・事柄でも共有できるのも、大きな幸せのひとつでもあります。
”