太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

アステリスク


時々、なにかを思い出しそうになる。

じぶんで封印したものなのか、覚えていたかったのに忘れてしまったものかはわからない。

それが時々、このままわたしのどこかに埋もれていくのを「いやだ」と訴えかけるかのように
胸を内側からきゅーっと爪を立てて上がってこようとする。

まぁ、まずそれで思い出せたことはないんだけれど。


決して思い出せはしないくせに
ずっと昔の、楽しかった思い出や過去の幸せなひと時を想うよりずっと、懐かしいような気がする。


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