太陽と青空の下で

ご主人様の空を自由に羽搏くわたし(従者)─ご主人様への気持ちや従者としての日常を綴ります

幸福論


肌を刺すような冷気の中、
あの手の温もりを思い出していた。

「寒いな」
と冷たいわたしの手を掴んで、そのままご自身の上着のポケットに引き入れて下さった手。
そしてわたしににっこりと笑いかけるご主人様。


大切な人の温かさをいつも傍らに感じ、
見上げたその先に笑顔がある─

それが一番の幸せだと思う。


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